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※ 本文中の引用は、すべて小田島雄志訳より抜粋
※ 役名と地名は、小田島雄志訳を参照。赤字は、順序が入れ替わっていたもの
※ 俳優名は、三省堂「外国人名事典」と、キネマ旬報データベースを参照

終わりよければすべてよし

創作年1605年
撮影期間1980年 7 月 23-29 日
初回放送1981年 1 月 4 日
第 3 シリーズ、第 3 回
監督エリア・モシンスキー

医者の娘へレンは、難病に苦しむ王を治療し、褒美に夫を選ぶ権利を与えられる。恋焦がれるロシリオン伯爵バートラムを指名するものの、バートラムは断固としてこの結婚を認めない。そして、彼女に無理難題を残して、フランス義勇兵としてイタリアの戦場へと旅立ってしまう。

主な配役
アンジェラ・ダウン(ヘレナ)
イアン・チャールソン(バートラム)
ピーター・ジェフリー(ペーローレス)
シリア・ジョンソン(ロシリオン伯爵夫人)
ドナルド・シンデン(フランス王)
マイケル・ホーダーン(ラフュー)
ロバート・リンゼー(フランスの紳士)
ポール・ブルック(ラヴァッチ)
ピパ・ガード(ダイアナ)
ローズマリー・リーチ(未亡人)1
ケヴィン・ストーニー(小姓)
ニコラス・グレイス(兵士)
ヴァレンタイン・ダイヤル(アストリンジャー)2

アントニーとクレオパトラ

創作年1606年
撮影期間1980年6月5-10日
英国初回放送1981年5月8日(1981年4月20日に、米国で先行放送)
第3シリーズ、第6回

クレオパトラへの熱情か、ローマ帝国の半分を統治するかの選択を迫られたマーク・アントニーは職務を選び、政治的パートナーでありライバルでもあるオクテーヴィアス・シーザーの姉、オクテーヴィアと結婚することで、彼との関係を強化する。しかし、クレオパトラの魅力に抗い切れないアントニーは、エジプトに戻ってしまう。シーザーとの戦が避けられないものになるにつれ、アントニーの友人や味方は、難しい選択を迫られる。

主な配役
ジェーン・ラポテール(クレオパトラ)
コリン・ブレークリー(マーク・アントニー)
イアン・チャレソン(オクテーヴィアス・シーザー)
エムリス・ジェームス(ドミシアス・イノバーバス)
エズモンド・ナイト(イーミリアス・レピダス)
リン・ファーライ(オクテーヴィア)
ジャネット・ケイ(チャーミアン)
モハメド・シャムシ(マーディアン〈宦官〉)
ドナルド・サンプター(セクスタス・ポンピーアス)
ジョージ・イネス(ミーナス)
ジョン・ポール(キャニディアス)
ハワード・ガーニー(占い師)

監督ジョナサン・ミラー

お気に召すまま

創作年1600年
撮影期間1978年5月30日―6月16日
初回放送1978年12月17日
第1シリーズ、第3回

少女が少年に出会い、少女が少年に恋をする。少女が男装して、アーデンの森に逃げこむと、少年が「少年」に恋をして、少女が「少年」に恋をする。このこんがらがった状態を解くには、婚姻の神の力が必要なのであろうか。

主な配役
ヘレン・ミレン(ロザリンド)
ブライアン・スタイナー(オーランドー)
リチャード・パスコ(ジェークイズ)
トニー・チャーチ(公爵)
アンジャラ・リース(シーリア)
ジェームス・ボラン(タッチストーン)
クライヴ・フランシス(オリヴァー)
リチャード・イーストン(フレデリック)
ヴィクトリア・プラクネット(フィービー)
デイヴ・プラウズ(チャールズ)

監督バジル・コールマン

間違いの喜劇
創作年1592年(推定)
撮影期間1983年11月3日―9日
初回放送1983年12月24日
第6シリーズ、第3回

生き別れた双子の兄弟が二組、偶然エフェサスで再会する。しかし、彼らがそれに気づくまで、間違いと混乱が巻き起こる。

主な配役
マイケル・キッチン(アンティフォラス)
ロジャー・ダルトリー(ドローミオ)
スザンヌ・バーティッシュ(エドリエーナ)
ジョアン・ピアース(ルシアーナ)
シリル・キューサック(イージオン)
ウェンディ・ヒラー(エミリア)
イングリッド・ピット(娼婦)
ジェフリー・ローズ(ドクター・ピンチ)
チャールズ・グレイ(ソライナス)
フランク・ウィリアムズ(警吏)

監督ジェームス・セラン=ジョ

コリオレーナス

創作年1608年
撮影期間1983年4月18日―26日
英国初回放送1984年4月21日(1984年3月26日に、米国で先行放送)
第6シリーズ、第5回

時はローマ共和国初期、民衆は公平な政治制度を求めるようになっていた。貴族で武勲に優れたコリオレーナスは、平民に与えられた権利に憤慨する。執政官に選ばれたコリオレーナスは護民官の感情を害し、追放されるが、追放されても、彼はローマにとって怖い存在だった。

主な配役
アラン・ハワード(コリオレーナス)3
アイリーン・ワース(ヴォラムニア)
ジョス・アクランド(メニーニアス・アグリッパ)
マイク・ジルム(タラス・オーフィディアス)
パトリック・ゴッドフレー(コミニアス)
ジョアンナ・マッカラム(ヴァージリア)
ジョン・バーゲス(シシニアス・ヴェリュータス)
アンソニー・ペドレー(ジューニアス・ブルータス)
ポール・ジェソン(アンシャムの市民)
ヴァレンタイン・ダイヤル(エードリアン)
ヘザー・キャニング(ヴァレーリア)

監督エリア・モシンスキー

シンベリン

創作年1611年(推定)
撮影期間1982年7月29日―8月5日
英国初回放送1983年7月10日(1982年12月20日に、米国で先行放送)
第6シリーズ、第1回

王シンベリンは、娘イモージェンの夫ポステュマスを追放する。イモージェンを、後妻の息子で愚か者のクロートンと結婚させるためだった。ローマに着いたポステュマスは、妻の貞節をめぐってヤーキモーと賭けをし、妻の潔白を証明するためにヤーキモーをイギリスに送る。しかし、帰国したヤーキモーは、イモージェンを誘惑するのに成功したと嘘をつく。ポステュマスの中に潜在していた女性不信は、殺人も辞さないほど膨れ上がってしまう。

主な配役
ヘレン・ミレン(イモージェン)
マイケル・ペニントン(ポステュマス・リーオネータス)
リチャード・ジョンソン(シンベリン)
マイケル・ガウ(ベレーリアス)
ポール・ジェソン(クロートン)
ロバート・リンゼー(ヤーキモー)
ジョン・ケイン(ピザーニオ)
グレアム・クローデン(ケーヤス・リューシャス)
クレア・ブルーム(王妃)
デヴィッド・クリードン(アーヴィラガス)
ジェフリー・バーリッジ(グィディーリアス)
マイケル・ホーダーン(ジュピター)4
パトリシア・ヘイズ(占い師)
マリウス・ゴーリング(ポステュマス・リーオネータス)
パッツィ・スマート(ヘレン)

監督エリア・モシンスキー

ハムレット

創作年1600年
撮影期間1980年1月31日―2月8日
初回放送1980年5月25日
第2シリーズ、第6回

兄王急逝後、王に選ばれたクローディアスは、有能で、近代的な統治者のように思われる。しかし、王子ハムレットに新王の暗い秘密を明かし、復讐を求めるため、亡き王の亡霊が墓から蘇る。

主な配役
デレク・ジャコビ(ハムレット)
パトリック・スチュワート(クローディアス)
パトリック・アレン(ハムレットの父の亡霊)
クレア・ブルーム(ガートルード)
エリック・ポーター(ポローニアス)
ララ・ワード(オフィーリア)
デヴィッド・ロブ(レアティーズ)
イアン・チャールソン(フォーティンブラス)
ロバート・スワン(ホレーシオ)
ジョナサン・ハイド(ローゼンクランツ)
ジェフリー・ベイトマン(ギルデンスターン)
エムリス・ジェームス(役者〈劇中の国王〉)
ジェフリー・ビーバーズ(役者〈ルーシエーナス〉)
ティム・ウィルトン、ピーター・ベンソン(道化二名 墓掘り)

監督ロドニー・ベネット

ヘンリー四世 第一部

創作年1597年
撮影期間1979年3月7-12日
初回放送1979年12月9日
第2シリーズ、第1回

皇太子の教育は宮廷でされるべきか、居酒屋でされるべきか。皇太子ヘンリーは、フォールスタッフや居酒屋イーストチープの仲間たちと、ただ無駄に時間を過ごしているだけなのか。そして、ヘンリー四世は、彼を王にした君臣たちの支持を失っても、王位に残ることはできるのか。

主な配役
デーヴィド・ギリム(皇太子ヘンリー)
ジョン・フィンチ(王ヘンリー四世)
アンソニー・クェイル(騎士ジョン・フォールスタッフ)
ティム・ピゴット=スミス(ホットスパー)5
ブルース・パーチェス(ノーサンバランド伯)6
クライヴ・スイフト(ウスター伯)7
ジャック・ギャロウェイ(ポインズ)
ゴードン・ゴステロー(バードルフ)
ブレンダ・ブルース(クィックリー)
マイケル・ドトリス(パーシー夫人)

監督デーヴィド・ジル

ヘンリー四世 第二部

創作年1598年
撮影期間1979年4月11-16日
初回放送1979年12月16日
第2シリーズ、第2回

王ヘンリー四世と諸侯たちの戦いが長引くに連れて、様々なうわさがイギリス中を飛び交うようになる。皇太子との友情に気が大きくなったフォールスタッフは、法院長と言い争う。皇太子ヘンリーが王ヘンリー五世になることは、「法院長にとって悲惨なこと」8になるのか。

主な配役
アンソニー・クェイル(騎士ジョン・フォールスタッフ)
デーヴィド・ギリム(皇太子ヘンリー、のちにヘンリー五世)
ジョン・フィンチ(王ヘンリー四世)
ロブ・エドワーズ(ランカスター公ジョン)
ブルース・パーチェス(ノーサンバランド伯)
ブライアン・プリングル(ピストル)
ブレンダ・ブルース(クィックリー)
フランシス・クーカ(ドル・ティアシート)
ゴードン・ゴステロー(バードルフ)
ロバート・エディソン(シャロー)
レスリー・フレンチ(サイレンス)

監督デーヴィド・ジル

ヘンリー五世

創作年1599年
撮影期間1979年6月18-25日
初回放送1979年12月23日
第2シリーズ、第3回

王ヘンリー五世と教会のお偉方は、他国との戦争が、国民の目を内政からそらさせることを知っていた。しかし、ルイがヘンリーを侮辱したことで、フランスへの侵攻は、ヘンリー自身の名誉に関わる問題となった――そして、アジンコートでの勝利を収めたヘンリーは、同時に愛と結婚も手に入れたのだ。

主な配役
デーヴィド・ギリム(王ヘンリー五世)
アレック・マッコーウェン(説明役)
ティム・ウィルトン(騎士フルーエリン)
ブライアン・プリングル(ピストル)
キース・ドリンケル(ルイ)
ジョセリーン・ボワソー(キャサリン)
ソーリー・ウォルターズ(フランス王 シャルル六世)
ゴードン・ゴステロー(バードルフ)
ブレンダ・ブルース(ネル)
トレヴァー・バクスター(キャンタベリー大司教)
ジョン・アビネリ(イーリー司教)
ギャリック・ハーゴン(モントジョイ)
ジュリアン・グローヴァー(フランス軍軍司令官)
デーヴィド・バック(ウィエスモランド伯)

監督デーヴィド・ジル

ヘンリー六世 第一部

創作年1591年
撮影期間1981年10月13-19日
初回放送1983年1月2日
第5シリーズ、第3回

ヘンリー五世が死んだ。彼の息子、すなわち王位を継承したヘンリー六世は、生後まだ九ヶ月だった。先王の生き残った兄弟たちは、イギリスをまとめるために奔走し、トールボット卿はフランスに対して軍事的優勢を得る。しかし、征服されたフランスには、救世主:ジャンヌダルクがいた。

主な配役
トレヴァー・ピーコック(トールボット卿)
ブレンダ・ブレッシン(乙女ジャンヌ)
テニール・エヴァンス(ベッドフォード公/エドマンド・モーティマー)
デヴィッド・バーク(グロスター公)
ブライアン・ディーコン(サマセット公)
バーナード・ヒル(ヨーク公)
マーク・ウィング=ディヴィー(ウォリック伯)
ポール・チャップマン(サフォーク伯)
ジョゼフ・オコーナー(エクセター公/老羊飼い)
アンソニー・ブラウン(バーガンディー公)
マイケル・バーン(アランソン公)
ジョアンナ・マッカラム(オーヴェルニュ伯爵夫人)
デレク・ファー(ソールズベリー伯)
フランク・ミドルマス(ウィンチェスター司教)
ピーター・ベンソン(王ヘンリー六世)
ジュリア・フォスター(マーガレット)
ブライアン・プロテロー(オルレアンの私生児)
ロン・クック(伝令、従者)9

監督ジェイン・ハウエル

ヘンリー六世 第二部

創作年1591年(推定)
撮影期間1981年12月17-23日
初回放送1983年1月9日
第5シリーズ、第4回

ヘンリー六世はアンジョーのマーガレットと結婚し、所有していたほとんどのフランス領を失う。しかし、外政で平和が確約されたものの、内政の混乱がイギリスを襲った。ヘンリーの摂政であるグロスター公ハンフリーが政治的陰謀に陥れられて殺害され、ケントの民衆がジャック・ケードに率いられて暴動を起こした。そして、ヨーク公は王位への欲望を隠しながら、時を待っていた。 

主な配役
デーヴィド・バーク(グロスター公)
フランク・ミドルマス(枢機卿ボーフォート ウィンチェスター司教)
ピーター・ベンソン(王ヘンリー六世)
ジュリア・フォスター(マーガレット)
バーナード・ヒル(ヨーク公)
トレヴァー・ピーコック(ジャック・ケード)
ブライアン・ディーコン(サマセット公)
マーク・ウィング=ディヴィー(ウォリック伯)
ポール・チャップマン(サフォーク公)
デヴィッド・ダカー(バッキンガム公)
テニール・エヴァンス(ソールズベリー伯)
ブライアン・プロテロー(エドワード)
ロン・クック(リチャード)
ポール・ジェソン(ジョージ・ベヴィス)
アン・キャロル(エリナー・コバム グロスター公爵夫人)
パット・キーン(マージャリー・ジャーデーン)
ミシェル・ドトリス(パーシー夫人)

監督ジェイン・ハウエル

ヘンリー六世 第三部

創作年1952年
撮影期間1982年2月10-17日
初回放送1983年1月16日
第5シリーズ、第5回

イギリスで、ばら戦争が勃発する。殺害されたヨーク公の息子が、王エドワード四世となった――彼を王にしたウォリック公の支持を失わなければの話だが。兄弟の一人は彼を裏切り、そしてもう一人グロスター公リチャードは、影で権力を握る日を待っていた。

主な配役
ピーター・ベンソン(王ヘンリー六世)
ジュリア・フォスター(王妃マーガレット)
バーナード・ヒル(ヨーク公)
マーク・ウィング=ディヴィー(ウォリック伯)
ブライアン・プロテロン(エドワード四世)10
ポール・ジェソン(ジョージ、のちにクラレンス公)
ロン・クック(リチャード、のちにグロスター公)
エングス・マクナマラ(クリフォード卿)
ニック・レディング(エドワード 皇太子)
アーサー・コックス(サマセット公)
ブライアン・ディーコン(オクスフォード伯)
アンソニー・ブラウン(ルイ十一世)
ティム・フューク(ヘンリー リッチモンド伯、少年)

監督ジェイン・ハウエル

ヘンリー八世

創作年1613年
撮影期間1978年11月27日―1979年1月7日
初回放送1979年2月25日
第1シリーズ、第6回

アン・ブリンと恋に落ち、王は結婚を解消した。結果的にこれはイギリスにおける新しい宗教の始まりとなった。バッキンガム公、王妃キャサリンそして枢機卿ウルジーにとって、これは栄光との永遠の別れを意味したが、これによって、イギリスに最高の女王が誕生した。

主な配役
ジョン・ストライド(王ヘンリー八世)
ティモシー・ウェスト(枢機卿ウルジー)
クレア・ブルーム(王妃キャサリン)
ロナルド・ピックアップ(クランマー)
ピーター・ボーガン(ガードナー)
ジュリアン・グローヴァー(バッキンガム公)
ジェレミー・ケンプ(ノーフォーク公)
バーバラ・ケラーマン(アン・ブリン)
オリヴァー・コットン(サリー伯)
デヴィッド・リントール(アバガヴェニー卿)
ジャック・メイ(大法官)
ジョン・ネットルトン(宮内大臣)
シルヴィア・コールレッジ(老婦人)
ジョン・リス=デーヴィス(キャピューシアス)
ロジャー・ロイド・パック(紳士2)
デヴィッド・トラフトン(測量士)11
トニー・チャーチ(序詞役)12

監督ケビン・ビリントン

ジュリアス・シーザー

創作年1599年
撮影期間1978年7月26-31日
初回放送1979年2月11日
第1シリーズ、第4回

政敵を抑えたシーザーは、最高の地位を得るかと思われていたが、保守派を率いるブルータスとキャシアスは、ローマの共和制を守るためにシーザーを殺す。しかし、暗殺について民衆をうまく言いくるめたのは、シーザーの副官、マーカス・アントニウスだった。

主な配役
リチャード・パスコ(マーカス・ブルータス)
チャールズ・グレイ(ジュリアス・シーザー)
デヴィッド・コリングス(キャシアス)
キース・ミッチェル(マーカス・アントーニアス)
ヴァージニア・マッケナ(ポーシャ)
ギャリック・ハーゴン(オクテーヴィアス・シーザー)
エリザベス・スプリッグス(キャルパーニア)
ウィリアム・シモンズ(トレボーニアス)

監督ハーバート・ワイズ

リア王

創作年1605年
撮影期間1982年3月26日―4月2日
初回放送1982年9月19日
第5シリーズ、第1回

リアは、娘の中で誰が一番自分のことを愛しているのか知っていた。しかし、そのコーディーリアが皆の前で自分に愛情を示し、王国を分配してもらおうとするのを拒んだため、リアは彼女を追放し、ゴネリルとリーガンに権力を譲る。イギリスは戦争に突入し、リアは狂気と死に向かっていく。

主な配役
マイケル・ホーダーン(リア)
ブレンダ・ブレシン(コーディーリア)
ペネロープ・ウィルトン(リーガン)
ジリアン・バージ(ゴネリル)
フランク・ミドルマス(道化)
ジョン・シュラプネル(ケント伯爵)
ノーマン・ロドウェイ(グロスター伯爵)
マイケル・キッチン(エドマンド)
アントン・レッサー(エドガー)
ジョン・バード(オールバニ公爵)
ジュリアン・カリー(コーンウォール公爵)
ジョン・グリロ(オズワルド)
ケン・ストット(カラン)

監督ジョナサン・ミラー

ジョン王

創作年1596年
撮影期間1984年2月1-7日
初回放送1984年11月24日
第7シリーズ、第1回

イギリスは、王ジョンに支配されていた。しかし、彼の若き甥アーサーの方が、王にふさわしかった。どちらが最終的に王冠を手に入れるかは、フランスとカトリック教会の支持で決まった。そして、それを決定するのは、法律でも、正義でも、公正でもなく、移り変わる国際政治情勢と、どちらが外交に使いやすいかということだった。

主な配役
レオナルド・ロジター(王ジョン)
ジョージ・コスティガン(私生児フィリップ)
メアリー・モリス(皇太后エリナー)
クレア・ブルーム(コンスタンス)
ジョン・ソー(ヒューバート・ド・バーグ)
チャールズ・ケイ(フィリップ フランス王)
ジョナサン・コイ(ルイ フランス皇太子)
ゴールデン・ケイ(リモージュ オーストリア公)
リチャード・ワーズワース(枢機卿パンダルフ)
ルック・オーウェン(アーサー)

監督デーヴィド・ジル

恋の骨折り損

創作年1595年(推定)
撮影期間1984年6月30日―7月6日
初回放送1985年1月5日
第7シリーズ、第4回

ナヴァール王と廷臣たちは、学業に専念し、女性に会うのを控えることを誓い合う。しかし、フランス王女が、外交問題で彼の宮廷を訪れたときにするべき誓約ではなかった。

主な配役
マイク・ジルム(ビローン)
ジョナサン・ケント(ファーディナンド)
ジェニー・アグッター(ロザライン)
モーリーン・リップマン(フランス王女)
クリストファー・ブレーク(ロンガヴィル)
ジェフリー・バーリッジ(デュメーン)
ケイティー・ベハーン(マライア)
パトラ・マーカム(キャサリン)
ポール・ジェッソン(コスタード)
デヴィッド・ワーナー(ドン・エードリアーノ・デ・アーマードー)
ジョン・ケーン(モス)
ジョン・ウェルズ(ホロファニーズ)
フランク・ウィリアムズ(ダル)
クリフォード・ローズ(ボイエット)
ヴァレンタイン・ダイヤル(マーケード)

監督エリア・モシンスキー

マクベス

創作年1606年
撮影期間1982年6月22-28日
英国初回放送1983年11月5日(1983年10月17日に、米国にて先行放送)
第6シリーズ、第2回

三人の魔女から、スコットランドの王になると予言されたマクベスは、それを実現するために、王ダンカンを殺す。しかし、魔女たちはバンクォーに、王の家系をつくるだろうと予言していた。マクベスの運命を変えようとする試みは、彼を暴虐と自己崩壊へと導く。

主な配役
ニコル・ウィリアムソン(マクベス)
ジェーン・ラポテール(マクベス夫人)
イアン・ホッグ(バンクォー)
マーク・ディグナム(ダンカン)
トニー・ドイル(マクダフ)
ジェームズ・ハゼルダイン(マルカム)
ジル・ベーカー(マクダフ夫人)
ジェームズ・ボラム(門番)
ブレンダ・ブルース、アイリーン・ウェイ、アン・ダイソン(三人の魔女)
クリストファー・エリソン(将校)

監督ジャック・ゴールド

尺には尺を

創作年1604年
撮影期間1978年5月17-22日
初回放送1979年2月18日
第1シリーズ、第5回

風俗の乱れに直面したウィーンの公爵は、厳格な副官アンジェロに昔の法律姦淫の罪を復活させる権限を与える。しかし、清廉潔白というアンジェロの評判は、兄の命乞いにやってきた見習い修道女イザベラの登場によって、危うくなる。

主な配役
カイト・ネリガン(イザベラ)
ティム・ピゴット=スミス(アンジェロ)
ケネス・コリー(ヴィンセンシオ 公爵)
クリストファー・ストラーリ(クローディオ)
ジョン・マッケネリー(ルーシオ)
ケヴィン・ストーニー(エスカラス)
フランク・ミドルマス(ポンピー)
ジャクリーン・ピアーズ(マリアナ)
アルン・アームストロング(判事)
アドリアネ・コリー(オーヴァーダン)
ヨランデ・パーフレー(ジュリエット)

監督デズデモンド・デーヴィス

ヴェニスの商人

創作年1596年
撮影期間1980年5月15-21日
初回放送1980年12月17日
第3シリーズ、第2回

バッサーニオは、親友の商人アントーニオにベルモントへの旅費の工面を頼む。金持ちの女相続人ポーシャに求婚するためだった。全財産が海上にあったアントーニオは、代わりにユダヤ人の金貸しシャイロックから金を借りる。しかし、支払期限の前にアントーニオの船が到着しなかったため、一ポンドの肉という「おふざけの証文」13は、冗談では済まされなくなった。

主な配役
ウォレン・ミッチェル(シャイロック)
ジェマ・ジョーンズ(ポーシャ)
ジョン・フランクリン=ロビンズ(アントーニオ)
ジョン・ネトレス(バッサーニオ)
スーザン・ジェームソン(ネリッサ)
レズリー・アドウィン(ジェシカ)
リチャード・モラント(ロレンゾー)
ケネス・クラナム(クラシアーノー)
ジョン・リス=デーヴィス(サレーニオ)
エン・ライテル(老ゴボー)
ダグラス・ウィルマー(ヴェニスの公爵)

監督ジャック・ゴールド

ウィンザーの陽気な女房たち

創作年1597年
撮影期間1982年11月1-8日
初回放送1982年12月28日
第5シリーズ、第2回

騎士ジョン・フォールスタッフは、自分の男性的魅力を勘違いしていたらしい。彼の邪まなたくらみは、機知にとんだ街の夫人たちによって暴かれてしまう。

主な配役
リチャード・グリフィス(騎士ジョン・フォールスタッフ)
ジュディ・デーヴィス(フォード夫人)
ベン・キングスリー(フランク・フォード)
プリュネラ・スケールズ(ページ夫人)
ブライアン・マーシャル(ジョージ・ページ)
マイケル・ブライアント(医師キーズ)
テニエル・エヴァンズ(神父ヒュー・エヴァンズ)
サイモン・チャンドラー(フェントン)
マイケル・グラハム・コックス(ガーター館の亭主)
アラン・ベネット(ロバート・シャロー)
リチャード・オカラガン(エーブラハム・スレンダー)
ゴードン・ゴステロー(バードルフ)
ニジェール・テリー(ピストル)
エリザベス・スプリッグス(クィックリー夫人)
マイケル・ロビンス(ニム)
ロン・クック(ピーター・シンプル)

監督デーヴィド・ジョーンズ

夏の夜の夢

創作年1595年
撮影期間1981年5月19-25日
初回放送1981年12月13日
第4シリーズ、第3回

今宵、森へ行くあなたを待ち受ける、不思議な出来事の数々とは。いたずら好きな妖精たちに、毒蛇、おかしな村人に、ロバの頭をした怪物、そしてお腹を空かせたライオン。それぞれがそれぞれの役割を果たして、真実の愛へは簡単には辿り着けないことを明らかにする。

主な配役
ブライアン・グローヴァー(ボトム)
フィル・ダニエルス(パック)
ピーター・マッケネリー(オーベロン)
ヘレン・ミレン(タイテーニア)
ニジェール・ダヴェンポート(シーシュース)
エステル・コーラー(ヒポリタ)
ロバート・リンゼー(ライサンダー)
ピパ・ガード(ハーミア)
ニッキー・ヘンソン(ディミートリアス)
チェリス・メラー(ヘレナ)
ジェフリー・パーマー(クインス)
ドン・エステル(スターヴリング)
ヒュー・クアーシー(フィロストレート)

監督エリア・モシンスキー

から騒ぎ

創作年1598年
撮影期間1984年8月15-21日
英国初回放送1984年12月22日(1984年10月30日に、米国で先行放送)
第7シリーズ、第3回

戦争が終わって、ドン・ペドロと彼の率いる兵士たちがメシーナに到着する。長年の恋人ベネディックとベアトリスが舌戦を繰り広げる中、クローディオはメシーナの知事の娘ヒーローと恋に落ちる。しかし、彼女が浮気をしていると告げられる。

主な配役
ロバート・リンゼー(ベネディック)
シェリー・ルンジー(ベアトリス)
ロバート・レーノルズ(クローディオ)
キャサリン・レヴィ(ヒーロー)
リー・モンターグ(レオナート)
ジョン・フィンチ(ドン・ペドロ)
ヴァーノン・ドブシェフ(ドン・ジョン)
マイケル・エルフィック(ドグベリー)
クライヴ・ダン(ヴァージズ)
グラハム・クローデン(クローディオ フローレンスの若い貴族)
ゴーデン・ケイ(夜番)

監督スチュアート・バージ

オセロー

創作年1604年
撮影期間1981年3月9-17日
初回放送1981年10月4日
第4シリーズ、第1回

オセローは、戦には長けていたが、恋愛には疎かった。勇猛果敢なオセローを頼りにしていたヴェニスの公爵は、オセローと元老院議員の娘との駆け落ちが、深刻な問題になるとは思いもしていなかった。しかし、オセローの腹心の部下で、腹黒いイアーゴーは、オセローをたくみに嫉妬で苦しめ、自滅への道をたどらせる。

主な配役
アンソニー・ホプキンス(オセロー)
ボブ・ホスキンス(イアーゴー)
ペネロペ・ウィルトン(デズデモーナ)
ローズマリー・リーチ(エミリア)
デーヴィド・イェルランド(キャシオー)
ジェフリー・チャーター(ブラバンショー)
ジョン・バロン(ヴェニスの公爵)
ジョセフ・オコーナー(ロドヴィーコー)
アンソニー・ペドレー(ロダリーゴー)
トニー・スティードマン(モンターノー)
ウェンディ・モーガン(ビアンカ)

監督ジョナサン・ミラー

ペリクリーズ

創作年1607年
撮影期間1983年6月21-28日
英国初回放送1984年12月8日(1984年6月11日に、米国で先行放送)
第7シリーズ、第2回

アンタイオカス王の娘と結婚したい者は、まず、王と王女の間柄を明かす必要があった。間違えれば、死刑。しかし、ツロの王子ペリクリーズは、謎を解いたとしても危険であることを知っていた。彼の口を封じようとする暗殺者の存在に気がついたペリクリーズは、古代地中海世界をわたる旅に出る。そして、海のように満ちては引く、自分の運命に向かっていくのだった。

主な配役
マイク・ジルム(ペリクリーズ)
エドワード・ペサーブリッジ(詩人ガワー)
ジュリエット・スティーヴェンソン(セーザ)
アマンダ・レッドマン(マリーナ)
パトリック・アレン(サイモニディーズ)
パトリック・ライカート(ライシマカス)
ノーマン・ロドウェイ(クリーオン)
アネット・クロスビー(ダイオナイザ)
ジョン・ウッドバイン(アンタイオカス)
トレヴァー・ピーコック(ボールト)
パトリック・ゴッドフレー(ヘリケーナス)
クライヴ・スイフト(セリモン)
ニック・ブリンブル(リーオナイン)
ゴードン・ゴステロー(水夫)
ジョン・バードン(ツロの王)14
クリストファー・ラヴェンスクロフト(セリモン エペソスの貴族)

監督デビッド・ジョーンズ

リチャード二世

創作年1595年
撮影期間1978年4月12-17日
初回放送1978年12月10日
第1シリーズ、第2回

誰が、クロスター公爵を殺したのか。王リチャード二世は、なぜ決闘による裁判で疑惑を解決したがらないのか。リチャードは、追放された従兄弟ヘンリーの相続財産をアイルランド遠征の軍資金に充てるため没収する。しかし、これが彼から王位も生命も奪うことになる。

主な配役
デレク・ジャコビ(王リチャード二世)
ジョン・フィンチ(ヘンリー・ボリングブルック)
デヴィッド・スゥィフト(ノーサンバランド伯)
ジョン・ギールド(ジョン・オブ・ゴーント ランカスター公)
クリフォード・ローズ(カーライル司教)
チャールズ・グレイ(エドマンド・オヴ・ラングリー ヨーク公)
ウェンディ・ヒラー(ヨーク公爵夫人)
メアリー・モリス(グロスター公爵夫人)
ジャネット・マー(王妃)
ジェフリー・ホランド(サリー公)
ジェレミー・バロック(ホットスパー)

監督デーヴィド・ジル

リチャード三世

創作年1592年
撮影期間1982年3月31日―4月6日
初回放送1983年1月23日
第5シリーズ、第6回

何代にもわたるばら戦争の末に、ようやくイギリスに平和が訪れる。しかし、奇形で、残忍なグロスター公リチャードにとって、それは、王権との間に立ちはだかるものが、友人と家族だけになったことを意味していた。

ジャケット
何としてでも王位を得たい、イングランドの末弟グロスター公リチャード。彼は
一度手を染めたら容易には止められぬ残忍な計画を実行に移す。
BBC制作による『リチャード三世』は、シェイクスピアの悪に対する考察を
最も忠実に再現したものといえる。詩人が生み出した稀代の悪役を、ロン・クックは
他の多くの映画に見られるようなありきたりな解釈とは正反対に、力強くも
控えめに、柔らかなまでの口調で演じている

長き戦争の果てにたどり着こうとしていた平和な時世は、イングランド王の末弟、リチャードにとって
忌むべきものでしかなかった。彼は謀略と弁舌を駆使し、近しい人々を次々と犠牲にしつつ、王位への血塗られた道を突き進んでいく。
BBC制作による『リチャード三世』は、シェイクスピアの悪に対する考察を
最も忠実に再現したものといえる。詩人が生み出した稀代の悪役を、ロン・クックは
他の多くの映画に見られるようなありきたりな解釈とは正反対に、力強くも
控えめに、柔らかなまでの口調で演じている

太平の世が来たとて
俺に何の楽しみがある

おのれの不細工な影を
戯れ歌にするばかり

巧言令色の世を泳ぎ渡る
色男になれるわけでなし

ならば いっそ悪党になって
世の快楽を憎んでやる

主な配役
ロン・クック(グロスター公リチャード、のちにリチャード三世)
マイケル・バーンズ(バッキンガム公)
ポール・ジェソン(クラレンス公ジョージ)
ブライアン・プロテロー(エドワード四世)
ゾー・ワナメーカー(アン)
ブライアン・ディーコン(リッチモンド伯ヘンリー、のちにヘンリー七世)
デヴィッド・デッカー(ヘースティングズ卿)
テニエル・エヴァンズ(スタンリー卿)
アネット・クロスビー(ヨーク公夫人)
デレク・ファー(ジョン・モートン イーリーの司教/騎士ロバート・ブラッケンベリー)
デーヴィド・ブルク(騎士ウィリアム・ケーツビー)
マーク・ウィング=ディヴィー(騎士ジェームズ・ティレル)
ジュリア・フォスター(マーガレット)
ドリアン・フォード(皇太子エドワード、のちにエドワード五世)
パッツィー・ケネジット(マーガレット・プランタジネット)

監督ジェイン・ハウエル

ロミオとジュリエット

創作年1595年(推定)
撮影期間1978年1月31日-2月5日
初回放送1978年12月3日
第1シリーズ、第1回

つれない女性へのロミオの熱烈な崇拝は、ジュリエットに出会ったことで醒めた。しかし、敵対するキャピュレット家の一人娘であるジュリエットとの新しい恋も、前の恋と同様、容易なものではなかった。

名前ってなに? バラと呼んでいる花を
別の名前にしてみても美しい香りはそのまま。
(第二幕第二場/小田島雄志訳)

ヴェローナの名門、モンタギュー家の跡取り息子ロミオは、敵対するキャピュレット家の主催する仮面舞踏会に忍び込む。そこで出会ったジュリエット・キャピュレットと一瞬の内に恋に落ちる。修道士ロレンスの導きで密かに結婚した二人にとって、両家の激しい争いに立ち向かう手だては、愛しかなかった。

運命、愛の力、そして憎しみを描くシェイクスピアのこの悲劇に、BBCはオールスターキャストで
臨んだ。序詞役にサー・ジョン・ギールグッド、ティボルト役に若きアラン・リックマンを配した
本作は、過去に映像化された数ある作品の中でも最も原作に忠実なものとして知られている。

「準備に3年の歳月をかけ、1978年12月にロミオとジュリエットの放送で幕を開けた。
国内の反響はもとより、18か国に紹介され放送界の大きな話題となりました。」
(シェイクスピア劇場 解説書前書き NHK理事・放送総局長 田中武志)

主な配役
レベッカ・セア(ジュリエット)
パトリック・ライカート(ロミオ)
アンソニー・アンドリュース(マーキューシオ)
アラン・リックマン(ティボルト)
セリア・ジョンソン(ジュリエットの乳母)
ジョセフ・オコーナー(修道士ロレンス)
マイケル・ホーダーン(キャピュレット)
ジャクリーン・ヒル(キャピュレット婦人)
ポール・ヘンリー(ピーター)
ジョン・ギールグッド(序詞役)

監督アルヴィン・ラコフ

じゃじゃ馬ならし

創作年1590年(推定)
撮影期間1980年6月18-24日
初回放送1980年10月23日
第3シリーズ、第1回

向こうが高慢ならこっちも傲慢だ。
怒り狂う二つの炎が正面からぶつかりあえば、
怒りをあおる種もたちまち燃えつきるもの。

第二幕第一場 小田島雄志訳

恋心ってやつは叱りつけて追い出すことはできません。

Tranio  Master, it is no time to chide you now;<BR>
  Affection is not rated from the heart.  (160)<BR>
  If love have touch’d you, naught remains but so,<BR>  Redime te captum quam queas minimo.<BR></a>小田島雄志訳<BR>トラーニオ:旦那様、いまお小言を申しあげるのはよしましょう 恋心ってやつは叱りつけて追い出すことはできません、 恋のとりこになったなら手は一つしかありませんや、 ローマの劇詩人いわく、「身代金(みのしろきん)は安いにかぎる」だ。
福田恒存旦那様、かくなるうえは、小言など申しあげる段ではございません。恋心というやつ、いくら罵(ののし)りわめいたところで、おいそれと胸のとりでを出て行くものでもありますまい。一度、恋にとりつかれたら、もう手はない、それ、ラテン語の文法書にもあるとおり――「身受けは、なるべく廉(やす)い保釈金で」。それにかぎります。
大山敏子訳 だんな様、今とやかくお叱り申す時ではありません、 叱っても愛情が心から出て行ってしまうものでもないのです、 もし恋心があなたにとりついてしまったなら仕方がありません、 「できるだけ早く、自由の身になること」ですから。
坪内逍遙訳旦那、今はお小言を申し上げる場合ぢゃございません。好き嫌ひは叱ったって、心から出て行くものではないのです。恋愛の捕虜におなんなすった以上、只、もう、成るたけ廉い償金でお身受けをなさるのが第一です。

誰もが愛らしいビアンカと結婚したいと思っていたが、彼女の父親は、じゃじゃ馬で知られる姉のキャタリーナが先に夫を見つけなければいけないという。唯一人、ペトルーチオだけが名乗りを上げる。
パデュアの裕福な紳士バプティスタには、キャタリーナとビアンカという美しい娘がいた。しとやかで従順な妹のビアンカには何人もの求婚者がいたが、バプティスタは、反抗的で毒舌の姉キャタリーナの結婚を先に望んでいた。しかしキャタリーナに求婚してきたのは、金持ち娘を探しにやってきた荒くれ男、ペトルーチオ唯一人だった・・・。男女間の対比をコミカルに描いた『じゃじゃ馬ならし』は、冴えたウィットと深みのある人物描写に満ちている。エリザベス朝のモラルを忠実に再現したジョナサン・ミラーの演出とペトルーチオを演じたジョン・クリーズのパフォーマンスとで、本作は批評家からも高い評価を獲得した。

主な配役ジョン・クリーズ(ペトルーチオ)サラ・バデル(キャタリーナ)スーザン・ペンハリゴン(ビアンカ)サイモン・チャンドラー(ルーセンショー)ジョン・フランクリ=ロビンズ(バプティスタ)アンソニー・ペドレー(トラーニオ)フランク・ソーントン(グレミオ)ジョナサン・セシル(ホーテンショー)ジョン・バロン(ヴィンセンショー)ジョン・バード(マンチュアの学校教師)ジョアン・ヒクソン(未亡人)
監督ジョナサン・ミラー

テンペスト創作年1611年撮影期間1979年7月23-28日初回放送1980年2月27日第2シリーズ、第5回
字幕中山典子
なんてすばらしい!りっぱな人たちがこんなにおおぜい!人間がこうも美しいとは! ああ、すばらしい新世界だわ、こういう人たちがいるとは!(第五幕第一場/小田島雄志訳)
アーデン第2版 シェイクスピア大全収録MirandaO, wonder!How many goodly creatures are there here!How beauteous mankind is! O brave new world,That has such people in ‘t!

英語字幕
0581 O, wonder.
0582 How many goodly creatures are there here?
0583 How beauteous mankind is.
0584 O brave new world that has such people in’t.

日本語字幕
0581 すばらしいわ
0582 立派な方たちが大勢
0583 人間はなんて美しいの
0584 こんな方たちがいるなんて
     本当に素敵な新世界

魔法使いプロスペローは、かつてミラノ大公であったが、ミラノをナポリ王国の属国にした弟によって追放され、地中海の島に逃亡した。十二年後、プロスペローは復讐のチャンスを得る。弟たちをのせた船が島の近くを通ったのだ。プロスペローの使いの精、エアリエルは嵐を起こし、船を難破させる――しかし、プロスペローが望んでいたのは本当に復讐だったのだろうか。

(dvd ジャケット裏面)
プロスペローは正統なミラノ大公であるが、島流しの憂き目にあい、今は
魔法の島で、娘のミランダ、魔女の息子キャリバン、空気の妖精エアリエルとともに
暮らしている。ある日、公国を奪いとった弟たちが近くを航行しているのを知った
プロスペローは、嵐を起こして彼らを島に漂着させ、復讐を開始する。

妖精、魔術、怪物、乙女、難破した貴族たち–魔法と陰謀に満ちた
物語に、才能豊かな俳優陣が息を吹き込んだ。シェイクスピアが単独で
書いた最後の戯曲とされる本作では、支配者と被支配者、現実と幻想、社会と自然といった
対照的なテーマが巧みに掘り下げられている

制作ジョン・ゴリー
演出 セドリック・メシーナ

主な配役
マイケル・ホーダーン(プロスペロー)
デヴィッド・ディクソン(エアリエル)
ワレン・クラーク(キャリバン)   時計仕掛けのオレンジ
ピパ・ガード(ミランダ)
クリストファー・ガード(ファーディナンド)
デレク・ゴッドフレー(アントーニオ)
デヴィッド・ウォーラー(アロンゾー)
ジョン・ネトレトン(ゴンザーロー)
アラン・ロー(セバスティアン)
ニジェル・ホーソーン(ステファノー)
アンドリュー・サックス(トリンキュロー)

監督ジョン・ゴリエ

アテネのタイモン

創作年1607年
撮影期間1981年1月28日-2月3日
初回放送1981年4月16日
第3シリーズ、第5回

裕福であった頃、度が過ぎて気前のよかったタイモンは、苦難の中で、お金では愛を買えないことを学ぶ。そして、人間には愛すべき価値は全くないと思い至る。

主な配役
ジョナサン・プライス(タイモン)
ジョン・シュラプネル(アルシバイアディーズ)
ノーマン・ロドウェイ(アペマンタス)
ジョン・ウェルシュ(フレーヴィアス)
ジェームズ・コシンス(ルーカラス)
ジェフリー・コリンズ(フラミニアス)
ディアナ・ドース(ティマンドラ)
セバスチャン・ショー(アテネの老人)
ジョン・フォーチュン(詩人)
ジョン・バード(画家)

監督ジョナサン・ミラー

タイタス・アンドロニカス

創作年1594年
撮影期間1985年2月11-17日
英国初回放送1985年4月27日(1985年4月19日に、米国で先行放映)
第7シリーズ、第5回

タイタス・アンドロニカスは、ゴート族の女王タモーラを捕虜に、ローマに凱旋する。彼は皇帝にサターナイナスを推し、皇位をめぐる論争に決着をつける――しかし、サターナイナスがタイタスに復讐心を抱くタモーラを妻に迎えたことで、ゴート族の残酷な復習劇がローマの都で繰り広げられることになる。

主な配役
トレヴァー・ピーコック(タイタス・アンドロニカス)
アイリーン・アトキンス(タモーラ)
アンナ・カルダー=マーシャル(ラヴィニア)
ヒュー・クアーシー(アーロン)
ブライアン・プロテロー(サターナイナス)
エドワード・ハードウィック(マーカス・アンドロニカス)
ガヴィン・リチャーズ(リューシアス)
マイケル・クロンプトン(カイロン)
ニール・マッコール(ディミートリアス)
ポール・ダヴィース=プロールズ(小リューシアス)

監督ジェイン・ハウエル

トロイラスとクレシダ

創作年1602年
撮影期間1981年7月28日―8月5日
初回放送1981年11月7日
第4シリーズ、第2回

七年も続く戦争にギリシャの英雄たちがうんざりしていた頃、包囲されたトロイの街では、若きトロイラスとクレシダが恋を実らせる。クレシダの年老いた叔父である下品なパンダラスが助けたのだ。しかし、クレシダは、ギリシャ軍にくみした父カルカスのもとへ呼び寄せられる。果たして彼女は、トロイラスに対して誠実でいられるのか。それとも、その名は永遠に不義の象徴となってしまうのか。

主な配役
スザンヌ・バーデン(クレシダ)
アントン・レッサー(トロイラス)
ジョン・シュラプネル(ヘクター)
ベンジャミン・ホワイトロー(序詞役)
チャールズ・グレイ(パンダラス)
ザ・インクレディブル・オーランドー(サーサイティーズ)
ケネス・ハイ(アキリーズ)
アンソニー・ペドレー(エージャックス)
ヴァーノン・ドブチェフ(アガメムノン)
エズモンド・ナイト(プライアム)
トニー・スティードマン(イーニーアス)
エレイン・シャーリング(カサンドラ)

監督ジョナサン・ミラー

十二夜

創作年1601年
撮影期間1979年5月16-21日
初回放送1980年1月6日
第2シリーズ、第4回

船が遭難し、命からがらイリリアの浜辺に辿り着いたヴァイオラ。彼女は身を守るため男装し、恋煩いにかかっているオーシーノー公爵の屋敷に身を寄せる。彼の使いとして伯爵令嬢オリヴィアのもとへ行ったヴァイオラは、自分が三角関係に陥ってしまったことを知る。「ああ、皮肉なめぐりあわせ、くどかれるのがこの私ならどんなにしあわせか。」15

主な配役
フェリシティ・ケンダル(ヴァイオラ)
トレヴァー・ピーコック(フェステ)
アレック・マッコーウェン(マルヴォーリオ)
シネード・キューザック(オリヴィア)
クライヴ・アリンデル(オーシーノー)
ロバート・ハーディー(サー・トービー・ベルチ)
アネット・クロスビー(マライア)
ロニー・スティーブンス(サー・アンドルー・エーギュチーク)
マイケル・トーマス(セバスチャン)
モリース・レヴェス(アントーニオ)
ロバート・リンゼー(フェービアン)

監督ジョン・ゴリエ

ヴェローナの二紳士

創作年1590年(推定)
撮影期間1983年7月25-31日
初回放送1983年12月27日
第6シリーズ、第4回

父の命でミラノへやって来たヴァレンタインは、ミラノ大公の娘シルヴィアと恋に落ちる。しかし、彼女の虜になったのは、彼だけではなかった。ヴァレンタインの親友プローテュースは、友情も、ヴェローナに残してきた恋人の存在も、そしてシルヴィアがヴァレンタインに恋しているという事実さえもお構いなしに、シルヴィアを振り向かせようと奔走する。

主な配役
タイラー・バターウォース(プローテュース)
ジョン・ハドソン(ヴァレンタイン)
テッサ・ピーク=ジョーンズ(ジュリア)
ジョアン・ピアス(シルヴィア)
トニー・ヘイガース(ラーンス)
ニコラス・キャビー(スピード)
ポール・デーン(ミラノ大公)
マイケル・バーン(アントーニオ)
デヴィッド・コリングス(シューリオ)
アンドリュー・バート(山賊3)
ベラ(クラブ)16

監督ドン・テイラー

冬物語

創作年1610年(推定)
撮影期間1980年4月9-15日
初回放送1981年2月8日
第3シリーズ、第4回

シチリア王リオンティーズは突然、妻が親友と不義を犯しているのではないかという疑念に襲われる。膨れあがった嫉妬心はリオンティーズから妻、親友、そして子供さえも奪い取り、アポロの信託は彼に「子を失ってふたたび見いだされざるときは、王はその世継ぎをうることあたわず」17と告げる。しかし、冬がやがて夏になるように、時もまた移り変わる。シェイクスピアは、生命をよみがえらせ、リオンティーズに救いのチャンスを与える。

主な配役
ジェレミー・ケンプ(リオンティーズ)
アンナ・カルダー=マーシャル(ハーマイオニ)
ロバート・スティーブンス(ポリクシニーズ)
マーガレット・ツィラック(ポーリーナ)
デビー・ファリントン(パーディタ)
ロビン・カーモード(フロリゼル)
リッキ・フルトン(オートリカス)
ポール・ジェッソン(道化)
デヴィッド・バーク(カミロー)
シリル・ラックハム(アンティゴナス)
ジョン・ウェルシュ(アーキデーマス)
ピーター・ベンソン(召使い)

監督ジェイン・ハウエル

1同上:フローレンスの未亡人キャピレット
2 役名不明
3 小田島訳では:ケーアス・マーシャス、のちにケーアス・マーシャス・コリオレーナス
4 役名不明
5 小田島訳では:ヘンリー・パーシー、ノーサンバランド伯の息子、ホットスパー〈熱い拍車〉と仇名さる
6 同上:ヘンリー・パーシー、ノーサンバランド伯
7 同上:トマス・パーシー、ウスター伯
8 引用?
9 役名不明
10 小田島訳では:エドワード、マーチ伯、のちにエドワード四世
11 役名不明
12 同上
13 第一部第三場
14 役名不明
15 第一幕第四場
16 役名不明
17 第三幕第二場

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